ヒヨコ・イン・ザ・ワールド NEO

Fukunosukeとhiyokoのライフログ

バリ2007(ひよこ劇場8):出生の秘密

Fukunosukeです。




ついに、お嬢の真実が、、、。










バリ介:「お嬢の秘密は、、、ここ、アマンのおじさんが知っているんだよ」

お嬢:「え!そうだったの! じゃあたし、聞いてくる!」








お嬢は、アマンのおじさんに体当たり質問をするのでした。




お嬢:「あのぉ、おじさん、おじさんがあたしの出生の秘密を知ってるって
    聞いたんだけど、、、」








アマン:「やあ、お嬢さん。あなたが来るのを待っていましたよ」

注)CG合成ではありません。



お嬢:「あたしの出生の秘密ってナニ?もしかしておじさんがお父さん?」




アマン:「いやいや、違います。秘密というのはね、、、うーん。
          そうだった、バリ介は、あなたのお兄さんなんだよ」



お嬢:「、、、またぁ。結構そう思ってる人多いらしいわよ、、、いまさら韓流で
    もないじゃない。それに、そういうのって、韓流なら“やっぱ違っ
    てましたー”とかなるんでしょ?」


アマン:「、、、(汗)。うーん。じゃやめます」

お嬢:「え、何でやめんのよ!?」




アマン:「言いにくいですねぇ」

お嬢:「いいなさいよ!」



アマン:「、、、ふぅ。では本当の事を話しましょう、、、。あなたの本当の
     秘密とは、、、あなたは、、、」


お嬢:「あたしは?」




アマン:「本当は“男の子”なんです!」






お嬢:「、、、!、、、???」




アマン:「そう。お嬢さんは男の子なの」

お嬢:「なんで? 第一、どしておじさんが知ってんの?」

アマン:「私は、あなたを知っているんだよ」

お嬢:「うそぉ。あたしおじさんなんか知らないもん」







アマン:「すべてを知る時が来たようだね、、、。

     私は昔、ひよこの雌雄を鑑定する“ひよこ鑑定士”を目指して
     日本に留学していたんだ。何と言っても、ひよこ鑑定で日本に
     並ぶ国はないからね。

     あなたも見たでしょう。バリにはひよこが沢山いますからね、
     誰かがオスメス判定してあげないと、みんな困るんですよ」


お嬢:「それがナニよ」


アマン:「その研修の時、私はあなたを誤ってメスと鑑定してしまったんだ。
     何しろ慣れない日本の生活で疲れていてね。あなたがお花を背負っ
     てたから、てっきり女の子だろうと、、、。

     後になって、長老がその誤りを教えてくれたんだよ。

     それが私の唯一の失敗なんだ。失意の私は、ひよこ鑑定士を
     諦めてこの島に戻り、今はこうしているのだよ、、、」


お嬢:「、、、おじさん、言ってる事がハチャメチャだわ、、、」



アマン:「いやまぁそういう訳で、ゴメンナサイと、、、」




お嬢:「ちょっとおじさん、じゃあたし大きくなったらビロビロのトサカが
    デロロンと生えてきちゃうのぉ!?」



アマン:「んー。ゴメンチ!」




お嬢:「“なんちゃってー”とかないの? “資産家令嬢”とか期待して
    たんだけど、、、」

アマン:「ない。これが“お嬢出生の秘密”、その真実です」

お嬢:「、、、ないの?」

アマン:「ないない。しつこい」







あまりに無責任な「出生の秘密」に、お嬢は呆然となるのでした。






お嬢:(バリ介は、このことを知っていたのかしら、、、)





バリ介:「......」





ついに、お嬢の出生の秘密は明らかになったのでした。
(だから、どうなんだ、、、。)



特別出演:アマンのおじさん

※ “日本のひよこ鑑定技術の高さ”は世界に認められるところです。ただし、
  アマンのおじさんが、日本にひよこ鑑定の研修に来ていたという事実は
  ありません(たぶん)。









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