6月28日(木)/6日目の夜
日が暮れた頃から、また雨が降り出した。
あ~ぁ、ビーチでのディナーは無しだねー。
まぁしょうがない。ビーチクラブのレストランでもいいじゃん。
アマンカーでビーチクラブへ下る。暗闇の中に、そこだけ明かりが
灯るビーチクラブが僕らを待っていた。
えー! うっそぉ素敵じゃない! これ全部貸し切りなのぉ!?

昨日の昼に来たビーチクラブが、今夜はすべて貸切りです。真っ暗なジャン
グルの中、ダウンライトに照らされたダイニングに一卓だけ設えられたテー
ブル。遠く波の音、静かに降る雨の音。
ご覧のように、他のテーブルを端によけただけですが、どうしてなかなか!
昼とはまたちょっと違ってまさにロマンチック!(←お前の口が言うか!)
「今夜はお客様だけのスペシャルディナー。私達がサーブします。」

わー、専属のシェフと給仕さん!ヨロシクお願いします。
僕らだけのスペシャルメニュー。名前入り!

バリ介:「いーんじゃなーい」
こんな“お大臣待遇”初めての僕はいきなり大興奮、鼻血出ちゃいそう。
ワインはオーストラリアのCape Mentelleのシャルドネをhiyokoがチョイス。

バリ介:「お、おれにも飲ませちくりー」
お嬢:「キャー、ステキー!」
スターター代わりのソト・アヤム。

もうなんだかわからないけどウマイ!今まで食べた中で一番好きな味。
サテ・カンビン(ヤギの串焼き)

グゥ! サテ・アヤム(鳥の串焼き)より好きかも!
※ メニューには、SATE KAMBING/lamb(ラム)と書いてありました。
KAMBINGは“ヤギ”と思うのですが、、、どうなんだろ。
極めつけのロブスター、野菜のグリル添え。

ありきたりのグリルに見えますが、ロブスターも野菜もバリのブンブ
(マリネ用のバリスパイス)でマリネしてあって美味しい。
昔、プーケット・ロブスターを食べた時はそれほど感動しなかったので、
大して期待していなかったのですが、いやぁ美味しかった。

とにかく身が「ゴムか!」ぐらいブリブリしてる。みそも美味しい。
hiyoko:これ一口で食べたと思わないでね!これは殻から身を出したところ!
鳥のロースト?揚げたの? アヤム・ゴレンとは違うのかな?。

もう食べ切れない! スミマセンこれ明日のお昼用に取っといてください。
もちろん答えは"No Problem!"
異常な盛り上がりは落ち着きを取り戻し、オトナマッタリのいいムードに
なってきたところでデザートが運ばれてきました。

これ以上無いシチュエーションと満面笑顔のサービス、そして美味しい
料理。僕らもう雲の上にいるような気分。
こんなに素敵な夜に、二人の愛は燃え上がるのか!?
それは愚問だ! そうならずにいられないだろう!!!
お嬢:「、、、あのぅ、、、。大きいhiyokoの人は寝てますけど、、、」

え!?
あ、、、ホントだ、、、。

あのー、モシモシー、、、。
、、、かなり深いところまで落ちてるみたい、、、。




ZZZ..........ZZz.
この夜、ついにhiyokoは戻って来ることはありませんでした、、、。
ロマンチックディナーは、初めてバリに来たときにFSで体験しましたが、
うっとり感(我ながら恥ずかしいが)で言ったらこちらの方が数段上です。
満天の星空の下、ひんやりした砂の感触を感じながらのビーチディナーも
よさそうですが、こんなダイニング貸切での晩餐も捨てがたく素晴らしい!
「まさか新婚でもないのに、、、」なんて思ってたんだけど、やってヨカッタ。
むしろ新婚さんより、結婚生活が常態化してしまった我々のようなカップルに
こそオススメなんじゃないかな。いい刺激です。
にしても、寝るかよフツー。
明日は最終日。朝一番にピクニックブレックファーストだ。
この雨は止むのかなぁ、、、。