お嬢:「~というわけで、この人たち、危機一髪だったのよー」
一同:「へー、ふーん」

お嬢:「だけど、“ライステラスは宅地造成が目的”
なんて、なかなか騙されるもんじゃないわよー」
バリ介:「まあそうだけど、うまくやられちゃったのさ」

お嬢:「そうね、バリは初めてなんだし、仕方ないかもねー」
カハラ:「ウチのダーリンは、育ちがよくって、人を疑う事を知らないんです」
お嬢:「へー、セレブなんだぁ。カハラちゃん玉の輿ねー」
バリ介:「お嬢、率直すぎるよ」

...
...
...
「ウワッハッハッハ!」
偽バリ介:「やーいやーい! ばーか! お前達なんか、やっつけちゃうぞ!」
偽お嬢:「ちゃうぞー」

偽バリ介:「どうだ! 巨人だぞー。ぶっ飛ばしちゃうぞー。
ゲロ光線だビー!」
偽お嬢:「ちゃうぞー」

バリ介:「あ! あいつら! あんな大きいの連れて、ずるいぞー!」
お嬢:「卑怯ものー!」

男爵:「ユーたち! よくもミーを侮辱してくれたね! 許さないぞ!」

男爵:(たたたたっ!)
カハラ:「ダ、ダーリン!」

男爵:(たたたたっ)
「こらー! 勝負だー! うぉー!」

ダーン!
ドカーン!
ジャボーン!!
(どうやら男爵はやられているらしい)
男爵:「あああぁぁぁ!」
偽バリ介:「やーい。バーカ」

カハラ:「ダーリン!」

ドパーン!
(カハラが飛び込んだらしい)
カハラ:「大丈夫!?」
男爵;「◎■※△×+!!!」

カハラ:「ダーリン!!」
男爵:「うーんうーん」

カハラ:「みなさんお願い! あいつらをやっつけて! もう許せない!」
バリ介:「あれ、義理もないのに、うむを言わせぬ展開ですねぇ」

その5へ続く
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