ヒヨコ・イン・ザ・ワールド NEO

Fukunosukeとhiyokoのライフログ

ひよこ劇場2008バリ編9:トメ吉、屋台を捨てる。そして、、、

Fukunosukeです。
※その8はこちら



トメ吉は、最後の営業を終えた。






トメ吉:「、、、、」






師匠:「トメ吉よ。すべて終わったか」

トメ吉:「師匠、、、。秘伝スープを伝授していただいたのに、すみません。
     結局今日もお客さんは来ませんでした」

師匠:「商売は難しいからな。やる気のない者には難しかろう」





師匠:「まあ、仕方あるまい。ところでトメ吉よ、話は変わるが、ワシの
    孫にマチコという年若の娘がおる。一度、逢うてみんか」

トメ吉:「マチコさん?、、、なぜですか?」

師匠:「ワシも久しく逢うてない。仕事を辞めるなら、しばらくヒマ
    じゃろ。気晴らしでも兼ねて、様子を見てきて欲しいのじゃ」





トメ吉:「それは、、、別に、構いませんけれど、マチコさんは、どこに
     いるんですか?」






師匠:「うむ。イタリアじゃ、、、」





トメ吉:「イっ、イタリア???」





師匠:「ワシもよく知らんが、そんな所じゃ」

トメ吉:「イタリア、、、? ボクは、イタリアに行くのか?」



師匠:「まあ、お前の様な田舎者一人では危なっかしいから、“黄色いの
    2匹”にも一緒に行ってもらうことにしよう」


トメ吉:「イタリア、、、、、、、」
















そして、、、トメ吉は、ついに屋台を捨てた、、、。


















ひと月の後、イタリアの街並みにたたずむトメ吉の姿があった。

トメ吉:「イッ、イタリア、これがイタリアなのか!!!」





そろそろ終わると思ったのに、まだ終わらないのか!





「ひよこ劇場2008バリ編」終わり。

引き続き、想定外の「ひよこ劇場2008イタリア編」へとつづく。



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