ヒヨコ・イン・ザ・ワールド NEO

Fukunosukeとhiyokoのライフログ

バリ2007(その29):日常と非日常

Fukunosukeです。
6月29日(金)/7日目の午後




ピクニックブレックファーストの後から降り出した雨は、昼まで降り続けた。




雨に濡れる3段プール。今日で最後と思うと、感傷的な気分になる。





仕方ないので早めのランチ。ナシゴレン

ノー・マニス・プリーズって言うの忘れた。ちょっと甘い。



イカン・ペペス(魚をバナナリーフで包んで焼いたもの)




昨夜食べ残したチキンも、温めなおして出してもらった。






お昼を食べ終わった頃、ちょうど雨が上がった。




僕らのアマンキラは、あと数時間で終わろうとしている。






hiyoko様は、いつもの様に午睡。




アマンキラは、いつもと変わらない姿でそこにある。





けれど僕らにとってのアマンキラは、もうすぐ終わる。




そういう僕らの感傷とは無縁に、アマンキラの時間は緩やかに流れている。




この眺めも、今は現実だけど、もうすぐ僕らにとっては記憶の景色になる。




女の子達は、いつものようにゲストへの贈り物を作っている。
何を、おしゃべりしているんだろう。





この風景も、人も、空気も、ゆったりとした時間に支配されている。明日
からもずっとそうなんだろう。アマンにとっての日常がそこにある。

僕らは、お互い口にはしないけれど、その時間に支配され続けることを願う。
けれどその魔法は、いや応なしにもうすぐとける。

時計の針が止まらないことを、こんなに恨めしく思ったことはない。








午後一杯をバレで過ごし、部屋に戻った。




「さあ、帰る仕度をしなきゃ、、、」


胸の奥でざわついている子供みたいな気持ちを、荷物と一緒にスーツ
ケースに無理やり押し込んだ。







2時間後、僕らは空港へ向かう車の中にいた。


僕らの非日常は、終わった。


*次で最終回です。