ブルージュと言えば、ヨーロッパでも指折り数えるほどのロマンチックな街。
Fukunosuke>
恥ずかしながら、昔ファンだった松田聖子のアルバムに、確か「ブルージュの鐘」
と言うタイトルの曲があるのです。♪きーれーいなー、かーねーのねー(鐘の音)、
Ding Dong、 Ding Dong♪と、そんな歌詞。もちろん作詞は松本隆。
告白しますが、この時密かに、朦朧とする意識の中で、“あー、ブルージュってのは
こんな所なんだー。てっきりフランスにあるのかと思ってたー(よくよく考えるとモン
マルトルの丘と勘違いしていた様です)。それにしても、鐘の音なんてねーなー。”
なんて思っていました。バカですねー。***閑話休題***
(邪魔が入った!)ともかく、レンタカー返却に手間取ったせいで、街探検を始めたのは
1時過ぎ。とりあえずブルージュ観光の目玉である「ベギン会修道院」に先ず行きました。

ここは修道院の入り口付近です。
白鳥が沢山いるのですが、この風景と合い過ぎっていうくらい、マッチしていました。
ベギン会修道院は、すごーくロマンティックでステキなのですが、このあたりで夫が
実はかなり不調だったらしく、後で見たら修道院の写真が1枚しかありませんでした。
しかも珍しくピントがはずれていて、アップできませんでした。。。
このあと遅い昼食なのですが、夫はあまり食欲が無いと言う。
休みの直前まで仕事が忙しかったので、どうやら疲れが出たようです。
前日、ディナンでも珍しくサンドウィッチでしたが、今度もまたサンドウィッチなど
あまりヘビーでないものがいいらしい。
大丈夫かな~~。
それでも、お昼を食べたら少し元気が出たみたいで、旧市街をブラブラと歩いてみることに。
ガイドブックを見て行ってみたかった「聖母教会」。
こちらでの見ものは、なんといってもこのミケランジェロの聖母子像。
さすが、聖母の表情はしばしうっとりと魅せられるほどでした。
素晴らしい。

イタリア以外では、ほとんどミケランジェロの彫刻は見られないそうです。
貴重なんですね。
かつてのブルージュの栄華が偲ばれます。
聖母教会のステンドグラス。
ヨーロッパの教会はどこもみんな素晴らしいですが、こちらもなかなか雰囲気のあるステキな
教会でした。

ブルージュの旧市街はさほど広くないので、美術館などで時間をかけなければ、半日で
だいたい回れます。
ひと通りブルージュの見どころを見学して、そろそろ夕食の時間。
いったんホテルに戻り、何をどこで食べようか・・・と悩む私。
ところが、どうも夫の食欲がイマイチ。
寒気もあるらしい。。。
私のマフラーをぐるぐる巻きにして、とりあえずホテルを出ることに。
ちょっとお目当ての魚料理の美味しいらしいお店もあったのだけれど、簡単がいいなー
という夫。
で、ホテル近くのこのお店。
流行っているようだし、手軽だし何となく美味しそうかなーと、何度もウロウロして様子を伺う。
んー、悪くなさそう。
今夜はここにしよう!と決定。

裏手に見えるのは市庁舎。
私はベルギーに来て二度目のムール貝。
これで一人分。お鍋一杯。
あー満足。美味しかった~。(食欲の衰えない私。。。)
そういえば、この日は既に「R」がつかない月に変わっていました。
んー、特段ムール貝の味は変わっていないな~。当たり前か。

ところで、夫は何を食べたのか、全然覚えていない。
この頃はブログを始めるなんて思ってもいなかったしなー。
食べ物の写真が少ない・・・。
マルクト広場も中世の建物にぐるりと囲まれていて、雰囲気満点。
ブルージュの旧市街は、どこもかしこもフォトジェニック~。

町の中心、マルクト広場のシンボル、鐘楼。

正面から見たところ。

Fukunosuke>
あー、この鐘ねー。そうかー。ほとんど意識なかったしー。
「ディン・ドン」って鳴るんだー。あーそー。
この時期(日本のゴールデンウィーク)、夜の9時頃ようやく暗くなります。
夕食後、マルクト広場のカフェでもう一杯ワインを飲み、プラプラとホテルに戻る途中。
(マルクト広場とホテルは歩いて3分位の近さ、ロケーションは抜群でした)
夜はライトアップしていてどこも本当に絵になる美しさ。

夫の悪寒はだんだんひどくなって来たらしい。
本格的な風邪かなー。お医者さんから貰っておいた薬を飲みました。
翌朝、ホテル付近の運河沿いをお散歩。
やや夫の具合も良いのか・・・、写真を撮る気が出てきたらしい。

それにしても、運河と建物と街の景観が惚れ惚れするほどマッチしている。
これも運河沿い。
ブルージュは、街そのものが屋根のない美術館という印象でした。

朝食後、いよいよこの旅の最終地、アントワープへ。
前日に乗ったタクシードライバーのリタさん(女性)が、なかなか安全運転で感じよかったので、
お願いしてアントワープまで行ってもらうことにしました。
列車という方法もありますが、日に日に荷物も増え、夫も本調子でないので、ここは
奮発してタクシーということに。
時間にして2時間弱くらいの距離だったでしょうか。
夫に聞いても、風邪で殆ど気を失っていたそうで、覚えていないとのこと。
無理していたんだなー。
次はアントワープです。