Fukunosukeです。
3日目
ヴィラモンローズで朝ごはんを食べたらリュベロン巡りに出発です。リュベロンはプロヴァンスにある山地とその周辺一帯を指す地域名。「フランスの最も美しい村」には現在170ほどの村が認定されているそうですが、リュベロンにはゴルドやルシヨンをはじめ5つの「最も美しい村」があります。
まずは、1.リル・シュル・ラ・ソルグから2.フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズに向かいます。宿からは7km。車で15分くらいの距離です。

Fukunosukeはフランス語チンプンカンプンですが、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズは「閉ざされた谷(ヴォークリューズ)」の「泉(フォンテーヌ)」というほどの意味だそうです。ソルグ川の水源だそうです。
車を停め、街を歩いていきます。

これはとても古い教会だそう。

街の広場です。プロヴァンスはどこの街でも街道を走っていてもプラタナスの木を見かけます。時にはこのように巨木になった木も。夏の強い日差しを遮り、快適な木陰を作ってくれます。

大きいねー。

広場を抜けると、満々と水をたたえるソルグ川が。あれ?水源というからチョロチョロと水が流れる小川のイメージだったのですが、水源にて既にこれですか??

川に沿ってカフェや土産物屋が並んでいます。その辺りは日本と同じですが、やっぱり風情が違います。

ここにも水車。

トンネルを抜けて向こう側へ行くようです。ここは、14世紀ごろにペトラルカという詩人が住んでいた場所なのだそうです。ペトラルカは、愛の詩を沢山詠んだ詩人らしいです。

カーブするソルグ川の内側にやって来ました。

うわあ。なんという透明度!エメラルドです。きれい!

きれいなだけでなく、この水量がスゴイ。ため息がもれます。

水源に向かって上流に歩いていきます。

川沿いにもプラタナス並木。

ただイチゴ売っているだけなのにどうしておしゃれに見えるのか(笑)

トマトでさえ。ちなみにブクブクと不格好なトマトは「牛の心臓」というそうです。

hiyokoはお土産を調達。こういうところ本当に抜かりないです。

どうやらこの辺りが源流の様です。フォンテーヌ=泉という様に、広大な石灰岩台地に降った雨が地下の巨大な空洞に蓄えられ、唯一の出口であるこの場所から湧き出す“ヨーロッパ最大級のカルスト泉”なのだそうです。そんなすごい所だったんだ。

神秘というのは、この水脈がどこから来ているのか解明されていないのだそうです。何度も調査隊が編成されたが、とうとう水源にはたどり着けなかったのだとか。
上の写真から少し上流に上った所。もう川に水がありません。つまり先ほどの辺りで一気に岩の隙間から水が溢れ出しているということです。

さらに上流に行くと、石灰岩の切り立った崖に突き当たります。この上のどこかに降った雨が地下に浸み込み湧水となってソルグ川に続くのですね。

石灰岩はもろく危険なため崖際までは立ち入れないようになっています。イラストの赤やオレンジの個所が特に崩れやすいと解説されています。

それにしてもヨーロッパ有数の湧水ですか。確かにすごい。

そうそう。大きな水車がありました。この水流を活用し紙づくりを行っているそうです。

上の写真の水車で、この餅つき機のような杵を上下させ、紙の原料をすりつぶしていきます。

驚いたことに、原料はパルプとか木ではなく布でした。これを臼に入れて杵ですりつぶしていくそうです。

後は手漉き和紙と同じような要領で漉いていきます。

という、ヴォークリューズの街。知らないことがいっぱいでとても新鮮でした。

リル・シュル・ラ・ソルグもヴォークリューズもプロヴァンスのガイドブックにはあまり大きく扱われない場所だと思いますが、とても素敵な場所でした。旅程に余裕があるなら、是非訪れて欲しい場所です。