Fukunosukeです。
バリ垂れ流し中ですが、別の話題を。
豪徳寺。たまーに来ます。

商店街には飲み屋風のお店が多いのですが、ポツンと小洒落たお店がたたずんでいます。。

OLD NEPAL。文字通り、ネパール料理のレストランです。へー。ネパール料理ってインド料理の親戚かな、くらいのイメージしかない。

店内はネパールの街角を模したような雰囲気。BGMは音楽ではなく、店主がネパールの雑踏で録音してきた環境音。こういうのは初めての経験です。面白い。ネパールにトリップしたようなアトラクション感。

驚いたことに窓がありません。ネパールに没頭するための演出でしょうか。執念を感じます。

お店は調理を行う店主とホールの女性(夫婦かな)で切り盛りしています。年のうち1~2ヶ月は二人でネパールに行き現地の料理文化を研究、情報収集しているそうです。大変なこだわりようです。
3ヶ月に一度変わるメニューはいつも何らかのテーマに沿って組み立てられるそうです。この時はネパールのいろいろな街をイメージしたお料理の構成でした。ダルバートという定食がネパール料理の基本だそうですが、それをメインに据え、その前に6~7種の創作料理で構成されます。

本日のスパイス達が披露されます。Fukunosukeには何が何だかわかりませんが、どれも日本では珍しいもののようです。

料理にあわせたドリンクのペアリングもあります。ワインやビールといった単純なお酒は少なくて、お料理に合わせた創作カクテルが提供されます。

お店に行ったのは1月ほど前のことなので料理の内容は忘れてしまったのですが、どれも素晴らしかったです。ダルバート前のお料理は創作なので全く同じ料理はネパールにはないらしいですが、大変に美味しかったです。繊細で初めての味覚で興奮します。

これはちょっとサモサと日本のおやきのあいのこのようなお料理でした。おいしかった。


これはマトンだったかな。大変によい火の通し加減。おいしい。

信州サーモンを用いた一品も。もちろんネパールでは生魚はほとんど食べないとのことですが、湖の近い街から想起したとか。面白い。

そしてこれがダルバート。カレー、アチャール、ダル、ごはんがプレートに乗って提供されます。ごはんにあれこれかけながら食べます。ちなみにダル(ダール)はインドと同じで豆のスープ、日本でいう味噌汁に相当するそうです。ネパールもインドもこのダルが家庭の味なんだそうです。カレーは辛すぎず食べやすい。全体的に優しい味です。

hiyoko「ネパール美味しー」

こうして、ダルをごはんにかけて食べるのだそうです。

デザートもとても繊細で美味しいです。

hiyoko「ネパールに行った気分になりました」

以前、ペルー創作料理のMAZ(マス)というお店に行きましたが、雰囲気重視のお店作りやストーリーを持たせた凝った料理の構成などコンセプトは何となく似ていると思います。でも味はこちらの方が好みでした。
こちらのご主人は純日本人の方ですが、ネパールにほれ込み、数年後にはこのようなお店をネパールで開くことを目標に取り組んでいるそうです。ということは、数年後にはこのお料理を日本で食べることはできなくなるということ。
今のうちに行っておかないといけないお店だと思います。