ヒヨコ・イン・ザ・ワールド NEO

Fukunosukeとhiyokoのライフログ

東京建物探訪~江戸東京たてもの園~(その3)

Fukunosukeです。



さて、たてもの園の最後は、東京下町地区。



ムーミンに出てくるお家みたいな、消防署の望楼。




交番では、hiyokoの駐在さんが大威張り。

hiyoko:「みんな逮捕です」

Fukunosuke:「えー、なんでー」




村上精華堂という、化粧品の会社の建物。hiyokoに、「これってあの
村上開新堂?」と聞いたら、やっぱりバカにされました。



帳場の机の上には、台帳が見開きのまま。まるで、お店の人達は昼食で
席をはずしてます、すぐ戻ります。といった風情。凝った展示です。



映画のセットみたいですが、ハリボテじゃなくて、本当に人が暮らして
いた建物なんですよね。究極のリアル。





番傘屋と醤油屋。



醤油屋の店内。いかにもだなー。この缶は味噌
ですか?そういえば、三軒茶屋には、これに近い
雰囲気の味噌屋がまだあったね。



三省堂という文具屋の店内。居合わせた他の観光客曰く、壁一面の
引き出しが、「千と千尋の神隠し」で、お風呂の薬草の調合部屋の
モデルになったんだそう。そういえば見覚えあるね。



すごいのは、建物の裏まで、情景がリアルに
再現されていること。



全く驚く。井戸はちゃんと水が出るし。実物大のジオラマも、
ここまで作りこんだら本気で住めますよ。





hiyoko:ニョコ。


“ニョコ”じゃありません。人の家ですよ。出てきなさい。

hiyoko:「えへへ」



子宝湯という銭湯。





わー。体育館級のスケールです。





hiyoko:ニョコ。


“ニョコ”じゃありません。係りの人に怒られます。出てきなさい。

hiyoko:「えへへ」



入浴者の心得を読むと、どうやら下半身関係の注意が多いようです。
むー。注意喚起をしなければならないほど、当時の下半身は危険に
満ちていたのかな。




さて、江戸東京たてもの園はこんな感じでした。単に昔の家を移築する
だけでなく、人々の暮らしや空気まで再現し、当時の息づかいまで後世に
残そうとする意気込み、こだわりには本当に感心します。まだ移築用の
更地があるので、今後も建物が増えそうです。楽しみ。

で、思ったのですが、もっとたくさん古い建物をここへ移築して、建売
住宅として売ったらどうでしょう。
新しい不動産ビジネスとしても、日本の住宅遺産を後世に残す意味でも、
とても有意義な試みに思うのですが、、、。

その時は、僕は最初に紹介した田園調布の家に住もうと思います。予約ね。
え?hiyokoは前川邸なの? んー困ったな。これからはお隣さんですね。