ここ数年、スペイン料理を食べたくなると駆けつけるのは
かならずここ。参宮橋のロス・レイエス・マーゴス。

オープンして今年で23年になるそうです。さすがにくたびれて
ますけど、だからかえっていいんです。いかにも、「美味しい
ものを食べるためにだけ」来るのだ、という感じがします。
店名の由来は、1月6日の聖人である東方三賢人、キリスト教の
聖書の中に出てくる「三人の博士」からだそうです。

この日は、いい感じのハモンイベリコ・ベジョーダがありました。

もちろん注文。何とこの日一番お高いメニュー。

ひさびさに感動するくらい美味しかった。スペインで食べて
一番美味しかったハモンイベリコに負けていない。
口に入れるとふわっと木の実(ドングリ)の香り。続く極上
生ハムのうま味。たまらないです。
ふくらはぎ側はこのように脂身が多め。すね側は脂が少ない
そうで、どちらも違う味わいがあるんだそうです。それにしても
この脂身、美味しかったなー。
ねぎの炭火グリル。カタルーニャ地方の名物だそうです。

調理に失敗したわけじゃないです。外の皮を剥いて、中の
トロトロに柔らかいところにソースをつけて食べます。
ヤリイカのプランチャ。緑ソース

プランチャというのは鉄板焼きのこと。シンプルな料理ですが、
ヤリイカがとても柔らかくて美味しい。
ピンチョス・モルール(豚の串焼き)

美味しかった。味付けは「辛くないタンドリー」という感じ。
ミクスタ・パエリア。

久しぶりにここのパエリアを食べて、唸ってしまった。hiyokoも
パエリアはお得意ですが、お米の一粒一粒に味が詰まっている
感じで、さすがに格が違いました。
スープが違うんだなと思って聞いてみたら、何と鯛のアラなんかも
使って出汁をとっているんだそうです。
なるほどそう言われると、鯛めしの味がする。
自家製チーズのハチミツがけ。

イチヂクとオリーブのタルト。

あー旨かった。スペイン料理というと、なかなかピンとくる
お店って少ないのですが、このお店は、本当に美味しいと思い
ますよ。