私は小さい頃から犬と猫が大~好きで、そのため「101匹わんちゃん」や「フランダース
の犬」は何度も何度も繰り返し読みました。
特に「フランダースの犬」は、本を読んで生まれて初めて涙した忘れられないお話です。
ここアントワープは、その「フランダースの犬」の舞台となった場所。
子供の頃はその場所がいったいどこにあるかもわかりませんでしたが、今回ベルギーを
旅するにあたり、ガイドブックを見て知り、とても嬉しく思いました。
で、旅に行く前に本を買って久しぶりに夫婦で読み返しました。
やっぱり悲しい話ですね。
今回いろいろ資料を読んで知ったこと。
・本当のお話ではなく、作者がアントワープを旅行したことによって生まれたらしい。
・作者はベルギー人ではなくイギリス人であった。
・ベルギーではつい最近まで、この本はほとんど読まれていなかった。
・ベルギーで読まれるようになって、「ベルギー人はこんなにひどい国民ではない!
こんな可哀想な少年がいたら絶対助けていた」 と、抗議があったらしい。
・犬のパトラッシュはセントバーナードではない。
などなど、知らない事がいろいろありました。
ただ、私はアニメ世代ではないので、最後の犬種のことについてはイメージがあまり
ありませんでしたが・・・。
さて、これがネロ少年とパトラッシュが最期、息絶えたノートルダム大寺院。
読むたびに私が泣いてしまうシーンです。

教会の鐘の音が悲しく響きました。(ような気がする・・・。)
もう完全に感情移入の世界に入ってしまった私。。。
教会内部。そして右手に見えるのが!!

これがルーベンスの絵。ネロ少年がこれを見るためにどれほど辛い思いをした事でしょう・・・。

こちらもそうですね。

この他に祭壇画がもう2点あり、この計4点はルーベンスの最高傑作といわれているそうです。
ネロ少年のことを考えるとすごく悲しい気持ちになってしまうのですが、実話ではない
ということで現実に引き戻されます。
アントワープから少し田舎に行った「ホーボーケン」という村は、ネロ少年がおじいさんと
暮らしていたという場所。
残念ながらこちらへは行きませんでしたが、日本人観光客が毎日のように訪れるそうです。
中には、ネロ少年が毎日牛乳を運んだ同じ道を歩く人もいるそうです。
そこで、地元の観光局ではネロ少年とパトラッシュの銅像を建てたそうですが、これが
日本のアニメのイメージとかなり違うため(銅像の犬が小さいらしい・・・)あまり、評判が
良くないんだそうです。
写真を見ましたが、確かに感じが違うし、はっきり言って少年も犬もあまり可愛くない・・・。
とにかくこの「フランダースの犬」、最初アメリカで評判になったそうですが、日本人の
感性にピッタリだったのだと思います。
だから思い入れもひとしおなんですね。
■アントワープ市内
これは市庁舎。
派手ですねー。日本の旗も見えます。

このあたりは、アントワープの最新ファッションのお店が点在するところ。
正面に見える建物がベルギーを代表するデザイナー、「ドリス・ヴァン・ノッテン」のお店。

このほか、ルーベンスの家(彼は他の多くの画家とは違い、大変なお金持ちで、大豪邸
でした!)とか回ったのですが、夫の不調はピークに!!
熱も高く、かなりフラフラだったらしく、翌日、少し復調した夫とこのあたりにもう一度
来たのですが、前日来た事を全然覚えていないと・・・。
無理をさせちゃったなー。
そういうわけで、この日の写真はほとんどありません。
で、なぜ彼がここまで無理をしてしまったか・・・。
その答えはこちら↓です。。。
実はこの日は私の誕生日でした・・・。
で、夫は何かプレゼントを買わなきゃ!っていうことで、フラフラの中、一緒にお店回り
などをしてくれていたのです。
しかし、なかなかコレ!というが見つからず、それはもう一生懸命に一緒に
探してくれていたのです。(というか、早く買ってホテルに戻りたかった?)
その間、泣き言を言うどころか、フラフラ状態ということを私に感じさせなかったため、
こちらも気付かずにお店回りをしてしまいました。
可哀想なことをしてしまいましたー。反省。
で、結局この日は気に入った物が見つかりませんでした。(翌日、買えました!)
一旦、ホテルへ戻り休憩。
その後、着替えて、お誕生日ディナーということで予約しておいた、「サー・
アンソニー・ファン・アイク」へ。
もちろん、ホテルで休むことも提案したのですが、絶対行く!と頑なな夫。(泣かせる・・)
ここは友達のオススメのレストランで、日本から予約をして行ったのですが、雰囲気も
すごーく素敵で、お料理も美味しくて大満足でした。
実は、今回行ったベルギーのレストランでは、こちらが全てにおいて一番私の好みに
合いました。
夫はほとんど覚えていないと。。。。鬼嫁な私。。。
それでも、夫はちゃんと食べていたぞ。
レストランの中庭からレストラン内を見たところ。
さすがアントワープ、とにかくオシャレで趣味がいい。

ナチュラルとクラシックとモダンのバランスが素晴らしく、これは我々が宿泊している
ホテルと同様です。
オシャレなのに居心地がいい。
私がオーダーしたメインのラングスティーヌ。
味のセンスが良く、とてもとても美味しかったです。

このお店は基本的にはフレンチですが、全体的に割と軽めに仕上がっています。
とはいえ、もちろん完成度は高し。
旅で疲れた胃には良かったかもしれません。
夫がオーダーしたメインは確かロニョン(腎臓)だったと思います。
これもすごく美味しかったですが、夫は全く記憶にないそうです。。。可哀想。。。

前菜は何だったのだろう?デザートは??ワインは???
写真がないので、残念ながら思い出せません。
とても有名なレストランですが、金額はそれ程高くなかったと思います。
客層が良く、雰囲気のいい知的階級(言い方が古いかなー。。)が集うお店という感じでした。
心地よい、いい空気が流れていました。
夫には可哀想なことをしましたが、とても幸せな誕生日でした。
次回のベルギー旅行記、いよいよ最終章か??