全部洗い流すかのような大雨。今日はうって変わっての好天気。気温も高い
ので、湯島までブラブラ出かけました。

湯島といえば湯島天神。受験間近とあって、沢山の受験生でお祭り状態。
的屋さんが秀逸で、カラメル焼屋、薬研掘の七味屋等、昔ながらの屋台が
多く、いい雰囲気です。

おおー、菅原公もこれだけ頼まれると困るでしょうね。1人や2人なら合格
させたとしても、これ全部合格させるわけに行かないし。「どいつを落と
すかなー」なんて考えているんでしょうか。ま、結局自分で頑張るしかな
いって。

今回のお目当ては、この旧岩崎邸(1896年築)。東京の真ん中に今も現存
する、歴史的洋館です。スバラシー。

洋館の玄関を入ったところ。洋館の規模の割には、こじんまりという感じ
でした。でもすごい。ステキですよ。

大階段。昨年の秋に、駒場の前田邸にも行ってみましたが、前田邸と比べ
ると、木材が多く使われているようです。

同、大階段。時代を感じさせますねー。映画の舞台なら、お嬢様がこの
階段を下りて社交界デビュー、てな感じでしょうか。

暖炉なんですけど、石炭とか薪じゃないんです。都市ガスだそうです。
当時としてはすごいハイテク!

2階のベランダです。洒落てますよね、日本じゃないみたい。

この日は天気が良く、欄干の影が床の模様のように映ってきれい
でした。

トイレ! ロイヤル・ドルトン製!

広い芝生の庭に面した側。「華麗なるギャツビー」という感じ!

同、建物の横。1階部分はサン・ルームになっています。

撞球場、って、つまりビリヤード場だそうです。軽井沢のコテージみたい。
洋館とは、地下通路でつながっています。
それにしても、半端じゃないですね。ガイドの説明によると、壁紙1平米
あたりにかかるお金でさえ30万円を下らないとの事。今、これほどのお金を
かけてお屋敷を作れる人はいないでしょうね。ヒルズ族だってかすんじゃう
でしょう。3日間位でいいから、住んでみたいですね。

「お腹空いたー!お昼どうしよう。」ということで、ふらふらと入った
お店がこの「天ぷら天久」。これは後から撮った写真なのですが、電飾
看板の外装が外されているなど、「やる気あるんですか!」という状態
です。店内もかなり来ています。

で、これなんだと思います?「名物かき揚げ丼(2100円)」。5CM以上の高さ
がありますねー。えび、いか、小柱、穴子、オクラ、、、あとなんだっ
けなー、7種類ぐらい具が入っています。一見くどそうに思えるじゃない
ですか。でも、結構食べられちゃうんです。タレは辛め。甘くはないです。
美味しかったですよ。色々評判はあるみたいですけれど、この日の出来は
いい方だったんじゃないのかな。

湯島から、不忍池に沿って根津方向に行くと、横山大観記念館があります。
水墨画を習っているので、向学のために寄ってみました。
横山大観さんの住んでいた家が再現されているそうです。個人的には、
絵より、この家(建物)の方が面白かったなー。
デッサン帳が展示されているのですが、鉛筆書きの下絵としては、奥多摩の
川井玉堂美術館にあった、玉堂のデッサン帳の方が精緻ですごいと思いまし
た。